砂処理設備

よい鋳物は熟成した砂から

私たちの砂処理設備は適切な水分調整を行う「砂の熟成」を大切にしています。

すくわれ、あらされ、砂かみ等の製品不良を防止する為に「砂の熟成」は欠かせません。

私たちは異物を除去し冷却した砂に1次混練として十分な注水・攪拌を行うことを大切にしています。その後、全回転式サンドビンにおいて十分な時間の「ねかせ」を行い「砂が熟成」され、2次混練により理想の鋳物砂が完成するのです。

実際のお客様の工場に合わせて設備の配置から計画し、お客様にとってよりよい鋳物砂を創ることの出来る砂処理設備をご提案致します。

各装置説明

  • 鉄片分離装置

    磁力によって砂中から鉄片を除去する装置です。
  • ブレーカースクリーン

    回収された砂を回転させながら使用砂と砂塊、シェル殻等にふるい分ける装置です
  • 砂温比例注水装置

    非接触式温度・水分測定センサーの測定結果に比例して砂への注水を行い、エアレータにより攪拌することで砂温を下げる装置です
  • サンドクーラー

    ベルト上で注水、撹拌した砂をドラム内で回転しながら移動させ、水の蒸発、潜熱を利用し熱い砂の温度を下げる装置です。
  • バインダー供給装置

    ベントナイト、でんぷんなどのバインダーを予備混練機前に投入する装置です。新砂はベルトフィーダーで切り出し投入します。
  • 一次混練機

    冷却された砂に新砂、水、バインダーを投入して混練し、砂質を均一化。砂の熟成に欠かせません。
  • サンドビン

    サンドビン中で砂の熟成に必要な「ねかせ」を行います。棚吊り防止のためカナモリシステムは全回転式サンドビンを採用しています。
  • 二次混練機

    水分をセンサーで計測し、目標水分値となる様に、砂を混練する装置です。混練方式(アジテーター式・ローラー式)は選択して頂けます。
  • ベルトコンベヤ

    砂をベルトに乗せて運びます。
    砂の水分の事も考慮しなるべく移し替えが少なくなるように、本数が減るように配置を決定します
  • KMX

    砂温・水分・CB値・通気度・抗圧力の5項目を自動で測定。
    測定サイクル:40秒
    内部記憶装置で約10,000点のデータを保存。イーサネット経由で事務所PC閲覧も可能。