創業以来受け継ぐ 「”使う立場”で原理・原則に適ったものづくり」を土台に、これからも新しい鋳造システムに挑み続けます。
KANAMORI SYSTEMは、2020年に創業50周年を迎えました。創業から一貫して、鋳造業の「使う立場」の視点で提案を行い、信頼される確かな設備やサービスを提供することで、高い評価を得て、それが次につながるという繰り返しの中で、お客様とともに成長してきました。当社の鋳造用設備は、鋳造製品を高精度・高効率で生産したいとうお客様の要望を実現するために、「現場・現物・現実に基づいて原理・原則に適うこと」という”5ゲン主義”を根本に、新しい技術を開発し日々進化させてきました。これらの証左として私たちは世界中に数多くの特許を所有し、世界的な技術を有する企業として高い評価を受けています。
現在、日本の鋳造業界は、超少子高齢化社会による人材不足や、新興国の台頭による競争激化など大変厳しい局面に立たされています。中小企業の統廃合が加速度的に進み、日本を支えてきた鋳造技術やノウハウが消え去ってしまう、そんな日も現実味を帯びてきました。当社は、その鋳造業の立場から、お客様の要望を真摯に受け留めて、鋳造技術やノウハウを組み込んだ鋳造設備を開発してきたからこそ、今後、鋳造業界のみならず、日本にとって、ますます重要な役回りを担うであろうと確信しております。
また第4次産業革命といわれるIT・IoT・AIなどの情報通信技術によって、業界の垣根が無くなり異業種の参入や産官学連携など、鋳造業界を取り巻く環境はダイナミックに変化していきます。私たちはこれを新しい鋳造システムを生み出せるチャンスと捉えています。この変革の時代に、私たちも変わっていく必要があります。よりグローバルで多様性のある柔軟な発想で、既成概念を超えた新しい鋳造をイメージし、それを実現していく力が求められます。
KANAMORI SYSTEMは、創業以来積み重ねてきた「使う立場で原理・原則に適ったものづくり」を土台として、その上に新たなチャレンジを重ねることで、これからも、お客様のご要望にお応えしていくのはもちろんのこと、そのご期待を超えたKANAMORI SYSTEMならではの価値創造を目指してまいります。ぜひご期待ください。
代表取締役社長 金森 敬